白十字病院
腎臓内科
すべては患者さんのために
診療内容・特色
人口33万人を有する福岡西部医療圏に従事する腎臓内科専門医は6名と少数で、内4名が白十字病院に従事しています。平日午前中に毎日外来診療を実施し、有難いことにほぼ毎日新患をご紹介いただいています。かかりつけ医の先生方との併診を旨とし、より多くの腎臓病患者さんを診療出来るように心掛けています。学校検尿や会社検診で発見される検尿異常も当科へご紹介いただき、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急速進行性糸球体腎炎などの腎疾患に対し、経皮的腎生検を施行し、確定診断に基づいた治療を実践しています。また当科では末期腎不全に対する血液透析、腹膜透析の導入やアクセス確保のためにシャント手術やテンコフカテーテル留置術なども実施しています。血液透析患者さんの多くは透析導入後、地域の透析専門病院へ逆紹介させていただいており、今後腹膜透析患者さんも往診を含む地域のクリニックの先生方へご紹介させていただければと考えています。
国民の8人に1人は慢性腎臓病(CKD)と診断され、CKDステージは5段階に分類されます。CKDの進展予防の点で、早期からの多職種チームケアが有効であると指摘されるようになりました。外来で腎臓内科医師、看護師、管理栄養士を中心としたチーム医療(薬剤師、理学療法士による指導も可能です)をおこない、加えて入院受講形式の腎臓病教室や腎療法選択外来を実施することで、より実践的な生活指導、将来の透析療法について説明させていただいています。
最近は急性腎障害(AKI)や水電解質異常のご相談も増えています。心不全や糖尿病を合併する患者さんも多く、他科との連携を通じ、患者さんを総合的に診療することが可能です。超高齢者も多くご紹介いただいており、患者さんやご家族との共同意思決定(Shared Dicision Making)の見地から、質の高い医療決断を進めて参ります。
年4回、入院受講形式の腎臓病教室を開催しています。教室実施前日に入院していただき、下記の日程で医師・看護師・管理栄養士・薬剤師から腎不全時の症状や治療について、事務職員から更生医療の申請についてご説明します。理学療法士による運動療法の講義では、自宅でも簡単にできる運動を指導します。入院中は腎臓病食を召し上がっていただきます。参加ご希望の方は、外来受診時に担当医にご相談ください。
2023年4月より腎療法選択外来を開設いたしました(毎週火・木曜日 14時から16時)。慢性腎不全が高度に進行すると、腎臓の機能を補うため腎代替療法が必要となる場合があります。腎療法選択外来では、それぞれ異なる生活背景や価値観など患者さん一人ひとりのご希望に寄り添いながら、最良な治療方法を患者さん・ご家族と医師・看護師が一緒に考えていきます。
国民の8人に1人は慢性腎臓病(CKD)と診断され、CKDステージは5段階に分類されます。CKDの進展予防の点で、早期からの多職種チームケアが有効であると指摘されるようになりました。外来で腎臓内科医師、看護師、管理栄養士を中心としたチーム医療(薬剤師、理学療法士による指導も可能です)をおこない、加えて入院受講形式の腎臓病教室や腎療法選択外来を実施することで、より実践的な生活指導、将来の透析療法について説明させていただいています。
最近は急性腎障害(AKI)や水電解質異常のご相談も増えています。心不全や糖尿病を合併する患者さんも多く、他科との連携を通じ、患者さんを総合的に診療することが可能です。超高齢者も多くご紹介いただいており、患者さんやご家族との共同意思決定(Shared Dicision Making)の見地から、質の高い医療決断を進めて参ります。
腎臓病教室
透析導入までの時期をできるだけ遅らせられるように、患者さんに腎臓病についての知識を深めてもらい、自己の健康維持に関心を持っていただく。
日程・内容
第1日目(木曜日) | 木曜日9時30分~ 14時~ |
慢性腎臓病総論 食事療法 運動療法 |
腎臓内科医師 管理栄養士 理学療法士 |
---|---|---|---|
第2日目(金曜日) |
金曜日9時30分~ 14時~ |
慢性腎臓病の治療について 薬物療法 療法選択・保存的腎臓療法 更生医療の申請について |
腎臓内科医師 薬剤師 腎臓内科医師・看護師 事務職員 |
第3日目(土曜日) | 土曜日9時40分~ 11時 |
透析患者さんの体験談 まとめ 透析センター見学 |
腎臓内科医師 臨床工学技士 |
腎臓病教室の様子
腎療法選択外来
実績
診療実績
2021年度~2023年度
症例数 | |||
---|---|---|---|
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
血液透析導入数 | 44 | 30 | 52 |
腹膜透析導入数 | 1 | 2 | 1 |
維持血液透析数 | 45 | 46 | 49 |
腹膜透析数 | 5 | 6 | 6 |
手術件数 | 47 | 47 | 66 |
血管内治療 | 46 | 48 | 60 |
腎臓病教室 | 中止 | 4 | 26 |
年間入院数 | 375 | 405 | 435 |
スタッフ紹介
[透析センター長]平野 直史
HIRANO TADASHI |
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[副院長、部長]木村 廣志
KIMURA HIROSHI |
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[副部長]酒匂 哲平
SAKO TEPPEI |
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[医長]藤澤 宏亘
FUJISAWA HIRONOBU |
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[医員]東 和樹
HIGASHI KAZUKI |
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[医員]岩田 寛子
IWATA HIROKO |
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診療科・部門
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