急性期のリハビリテーションについて

入院早期からのリハビリテーションを行い、1日でも早い社会復帰を目指します。

病気や怪我で心身の機能に障がいが残る可能性がある場合に、できるだけ早期からリハビリテーションを行うことで、退院後の生活への影響を最小限にしていく必要があります。
当院では1日も早く患者さんが社会に復帰できるよう、医師の指示の下に入院早期からのリハビリテーションを行っております。
様々な病気やケガで入院された患者さんの状態に合わせて、医師、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士、(OT)、言語聴覚士(ST)をはじめ、多職種で心身機能の回復や日常生活を取り戻す事、そして自宅退院や復職等の社会復帰を目指します。

地域での健やかな生活のために、リハビリテーションのバトンを繋ぐ

私たちは、患者さんができるだけ元通りの生活を送ることができるようになるために、身体機能・能力の回復のお手伝いをします。入院中だけでなく、退院後も地域社会で生き生きとした生活を続けられるよう、急性期、回復期、生活期の3つのステージが連携することで、患者さん一人ひとり合わせた切れ目のないリハビリテーションを提供します。

入院から退院、その後のリハビリテーションの流れ

当法人では入院中のリハビリテーションはもちろん、退院後もできるだけ健やかに生活を続けられるようバックアップを致します。
発症直後の急性期、機能回復段階の回復期、機能を維持していく段階の生活期の3つの病期で、切れ目のないリハビリテーションを提供できる体制をとっています。

急性期(白十字病院)

病気やケガの治療に続いて、過度な安静による機能・能力の低下を予防する目的で、早期にリハビリテーションが開始されます。
急性期から回復期に転院する際はリハビリテーション添書(リハビリテーションバトンシート)を用いて、患者さんの情報を引き継ぐことで、その後のリハビリテーションへスムーズに繋げます。

回復期(白十字リハビリテーション病院)

退院後の生活イメージに合わせて365日リハビリテーションを行っています。毎日のリハビリテーション以外にも、診療やリハビリテーション等がない余暇時間の有効活用や、退院後も獲得した機能・能力の維持を目的として、自主訓練など“自助力”に対しても入院中に提案しております。また、他にも頭と体の体操などのレクレーションなども余暇時間を利用して行っています。

生活期(在宅サービス)

退院後もお変わりなく持続的な生活を送れるようにご支援します。当法人では訪問リハビリテーション、通所リハビリテーションなどの様々なサービスをご用意しております。退院後の実際の生活を通して困ったことがあれば全力でバックアップします。

リハビリテーションに主に関わるスタッフ

私たちがリハビリテーションのお手伝いをします。

  • 理学療法士

    起き上がり、乗り移り、歩行など、人が生活していく上で基本となる動作(基本的動作)のリハビリテーションをします。

  • 作業療法士

    食事、整容、更衣、排泄、入浴動作など、日常生活を送る上で必要なの動作(日常生活動作)のリハビリテーションをします。

  • 言語聴覚士

    話す聞くのコミュニケーション、食事の飲み込みなど、お口のリハビリテーションをします。

  • 病棟スタッフ(看護師・ケアスタッフなど)

    リハビリテーションで獲得した“できる能力”を、できる限り入院中の生活に取り入れ、“している能力”に繋げられるようにお手伝いをします。