ごあいさつ

病院長あいさつ

「医療は人」、「医療は心」

白十字病院は1982年2月1日に福岡市西区石丸の地に開設されました。開院以来、地域住民の方々、医療機関や介護・福祉施設に関わる皆様、そして、医師会、行政の方々からの温かいご支援を頂きながら、「地域の病院」として、少しずつ成長を続けていくことができています。

皆様方の支えのお陰で、2011年4月社会医療法人財団、2012年7月地域医療支援病院、2012年9月基幹型臨床研修病院、また、2021年4月より内科専門医研修プログラム基幹施設の認可を受け、我々の果たすべき社会的責務は年を追うごとに重くなっています。

白十字病院は、開設40年目を迎えた2021年4月1日に、466床のケアミックス型の病院を二つに分院し、約300m南側の地に急性期病院(282床)として新築移転しました。それまでの地には、回復期に特化した病院として、白十字リハビリテーション病院(160床)が、分院独立しました。

超高齢化社会に向け、地域医療構想、地域包括ケアシステムが形成されていくなかで、病院には地域における役割と立ち位置をしっかりと見据え、医療機関の機能分化と連携を強化した医療を展開することが求められています。今、白十字病院が地域医療支援病院として担うべき役割は、①高度専門医療、②救急医療、③在宅療養後方支援、そして④健康なまちづくりであり、これらを大きな四本の柱と考えています。

この様な役割を展開していくためには、院内では多職種協働(チーム医療)を強化し、職員一人ひとりが、お互いの専門性・職能をプロとして尊重し、より安全で質の高い医療を追求していく姿勢が肝要です。「医療は人」、「医療は心」であります。白十字病院は、これからも、“人が育つ病院”、“医療に夢を持つ者たちが活躍できる場”であり続けます。職員一同、時代の一歩先を見据えた医療の実践を心がけ、地域に密着して、愛される病院づくりに邁進する所存です。

今後とも皆さまからのご支援、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。

病院長 渕野  泰秀

白十字病院

病院長 渕野 泰秀

FUCHINO YASUHIDE