病院コンセプト

アートインホスピタル

白十字病院のArt in Hospital

アートインホスピタルは「ホスピタルアート」とも呼ばれ、アートの力で医療環境を癒しの空間とする取り組みです。欧米では20年以上の歴史があり盛んに取り組まれています。当院でも病院を心地よい環境にしようという取り組みを行っています。

海と山からの便り

アートコンセプト

海や山、広がる田園、豊かな自然に包まれると、
ふと癒される瞬間があります。
皆さまに親しみを感じていただけるよう、
福岡市西区を中心とした自然をモチーフに、
自然が持つ癒しのエネルギーをアートに込めて…

毘沙門山からの風景(提供:福岡市)

“風の音楽”

当院正面玄関を入るとすぐに、目に飛び込んでくるアートオブジェ。
直径約3mのアームパイプにそれぞれ違う形の繊細な花弁が施され、自由気ままに揺れています。さらに吹き抜け空間を流れる風で、オブジェの花弁が揺れるように動くことにより、アームパイプの中にある玉鈴が転がり、鈴の音が鳴ります。
気まぐれな風によって動かされた、それぞれのアームパイプから聞こえる優しい音色は、風が奏でる音楽です。

半谷 学Hangai Manabu

1963年
北海道 帯広市に生まれる
1988年
武蔵野美術大学 大学院 造形研究科 修士課程デザイン専攻 修了
1993年
群馬県みなかみ町と帯広市に拠点を構えて活動を始める

<コミッションワーク 主な実績>
柳川療育センター(柳川市 福岡県)、大分県厚生連 鶴見病院(別府市 大分県)、医療と福祉の展示会 株式会社オリバー(福岡市 福岡県)、博多都ホテル(福岡市 福岡県)、JA愛知厚生連 知多厚生病院(美浜町 愛知県)、市立奈良病院(奈良市 奈良県)、マンダリン オリエンタル ホテル トウキョウ(中央区 東京都)、北海道立帯広美術館(帯広市 北海道)、ホテルエミオン東京ベイ・スクゥエアホール(浦安市 千葉県)

“木レリーフ”

どこか懐かしさと、あたたかみを感じでもらえる木のレリーフです。樹種の違いによって作り出した抽象柄は、パズルのようで、眺める面白さがあります。

外山 雄一Toyama Yuichi

1952年
静岡市生まれ
現在
北海道勇払郡厚真町にて家具及びレリーフ等のオリジナル製作を行う

北海道クラフトグランプリ入選、北海道ウッドクラフト民工芸展、第6回東急ハンズ大賞展入選、伊丹クラフト展入選

<コミッションワーク 主な実績>
上厚真小学校、帯広白樺学園高校、北海道根室支庁別海合同庁舎、北海道札幌東商業高等学校、厚真中央小学校、遠別小学校、佐呂間町町立保育園、京都立命館大学新設付属小学校、名古屋JR 東海病院、第58回全国植樹祭 天皇陛下宿泊所、洞爺湖アートイベント参加

“福岡タワーを望む”

2階外来受付の待合いに、突如広がる絵画。横幅約5mの絵画は、福岡タワーの見える景色です。
慣れ親しんだ景色を、改めてあたたかい気持ちで見つめられる、緊張感の高まってしまう待合にふさわしいアートです。

葉 祥明Yoh Syomei

本名:葉山祥明(絵本作家・画家・詩人)。

1946年
熊本市生まれ
1973年
創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』でデビュー
1990年
創作絵本『かぜとひょう』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞
1991年
「北鎌倉葉祥明美術館」
2002年
「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」を開館

絵本『地雷ではなく花をください』、詩画集『しあわせの小径』など著作多数。2023年に画業50年を迎えた。

“能古島の季節”

正面玄関を抜け、エスカレーターの方へ進むと、目に入ってくる『医療情報プラザ』。その扉はガラス張りとなっており、一枚一枚のガラスには、能古島に咲く花々と山並みを表現しています。

“海山の輝き”

各階のアクセントクロスの色調に合わせ、四季折々の海山の輝きを表現しています。
色彩のリズムが患者さんに心地よく感じていただけるよう願っています。

佐伯 和子Saeki Kazuko

1973年
武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業後、タピストリー作家として活動を始める
現在
新制作協会所属

個展開催15回、新制作協会新作家賞、日本クラフト展優秀賞、清州ビエンナーレベストアーティスト賞

<コミッションワーク 主な実績>
新荘副都心庁舎(台湾)、ヴィショップゲートレジデンス(シンガポール)、協和発酵キリン、新東京病院、三井海上火災本社、埼玉ガンセンター、北海道医療センター、ハイアットホテル金沢、ラッフルズホテル(バリ)、小野薬品本社、癌研究所病院