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臨床工学部

スタッフと業務内容

臨床工学部スタッフ

臨床工学部は平成30年現在、15名体制です。業務内容は、医療機器管理業務、血液浄化業務、手術室業務(人工心肺含む)、心臓カテーテル検査業務、集中治療室業務、内視鏡業務、ペースメーカー管理業務、睡眠時無呼吸外来業務など、幅広い分野で業務を行なっております。
医療機器の多様化・高度化が進む昨今、医療機器を安全かつ効率よく運用することを目的に、業務拡大を推進しております。また、2010年発行の基本業務指針(1988年に厚労省にて策定された業務指針が廃止され、新しい業務指針が策定)および2013年発行の医療機器安全管理指針の中で、保守管理の強化、専門性を活かした業務を遂行するよう謳われています。今後、医療監査、医療機能評価などの第三者評価にて、医療機器管理は重要視されてくることが予想されますので、医療法で保守点検が義務づけられている人工呼吸器など主要7項目以外の機器に関しても日常点検、定期点検の強化を行う必要があり、具体的には、点検項目の見直し、業者に頼らない院内MEによる点検・修理の積極的施行による効率的運用とコスト削減を推進・実現していきます。実施した点検やメンテナンスの記録に関しては、電子化を推進しております。また、他部署向け、部署内の勉強会も計画的に実施し、スタッフのスキルアップ、部署全体の底上げに努めております。メーカー主催のメンテナンス講習会にも積極的に参加し、院内MEによる主体的なメンテナンスを推進・実現していきます。
スタッフ一丸となり、専門性を活かして、医療機器の安全使用、効率的運用、また、日々、複雑多様化する臨床技術に対応し、患者様をはじめ医師やスタッフに、高度な臨床技術を提供していきます。

専門資格
資格名 認定団体 取得人数
呼吸療法認定士 3学会合同呼吸療法認定士認定委員会 3名
透析技術認定士 透析療法合同専門委員会 3名
関連学会
  • 日本臨床工学技士会
  • 福岡県臨床工学技士会
  • 日本臨床工学技士連盟
  • JaSECT

業務紹介

医療機器管理業務

人工呼吸器ラウンド

医療機器管理業務では、院内医療機器約1500台を一元管理できる当院SE作成の医療機器管理システムを活用し、医療機器の安全な使用を目的として保守管理を行っています。
業務内容として、中央管理機器(人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、経腸栄養ポンプ、低圧持続吸引器等)や、病棟設置機器(AED、除細動器、IABP、PCPS、ACH-10、搬送用人工呼吸器等)の点検・修理を主としたメンテナンス業務、病棟での機器トラブル対応、呼吸器ラウンドを行っています。また、難治性腹水症に対するCART(腹水濾過濃縮再静注法)やRFA(ラジオ波焼灼療法)を病棟看護師と連携し合い行なっています。
また、医用テレメーターのチャネル管理を臨床工学技士で行い、混線時や病棟間での生体情報モニタの貸出に対応しています。
院内活動として、病棟にて機器に関する質問ラウンドや、定期的な勉強会を行い、平成27年度より生体情報モニタのアラームプロジェクトチームを立ち上げ、医療安全管理について積極的に取り組んでいます。

■ H28年度実績

点検・修理件数:1121件
CART件数:33件


  • 病棟トラブル対応

  • 機器修理

  • 機器点検
血液浄化業務

透析センター(29床)

透析センターにて慢性腎不全患者さんに対する血液浄化療法に携わっています。
血液透析に必要な水処理装置、供給装置、患者監視装置の操作、機器選定、保守点検管理が主な業務ですが、治療中は他の医療スタッフとチームを組み、患者様の状態や機器のチェックを行い、安全確保に努めています。また、これらの装置類は年間メンテナンス計画に基づき、定期点検やオーバーホール、配管整備、透析液の清浄化管理を行い質の高い透析治療が行えるよう取り組んでいます。
また穿刺や返血も重要な業務の1つとなっています。
血液透析以外に、HDF、CART、LDL吸着療法などの特殊血液浄化療法にも対応しております。

■ H28年度実績

修理件数:48件
定期点検件数:267件


  • 透析開始業務

  • 透析用水質点検

  • 透析装置オーバーホール
手術室業務

麻酔器、電気メス、手術台、無影灯等の日常点検及び定期点検を行っています。
また、眼科・外科・泌尿器科・脳外科・整形外科等で使用する超音波メス、腹腔鏡装置、電気メス等ME機器の管理・術中操作等を行い、トラブルがあった際には、対処・修理を行い、手術が円滑に進行するよう努めています。
新たに、平成29年4月より開始した心臓血管外科手術に併せて、人工心肺装置の管理・術中操作業務を行っています。

■ H28年度実績

手術対応件数:674件
修理件数:13件
定期点検件数:71件


  • 装置操作

  • 人工心肺

  • 機器定期点検
内視鏡業務

2012年10月より内視鏡業務を開始し、当初は1名の派遣でしたが、2016年には2名体制となり、臨床工学技士の必要性はさらに高まっています。
業務内容は、上下部検査の直接介助やスコープの準備・洗浄、機器・物品の管理を行っています。直接介助は、通常の検査に加えてEMR(内視鏡的粘膜切除術)やEUS(超音波内視鏡検査)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EIS(内視鏡的硬化療法)、EVL(内視鏡的静脈瘤結紮術)等の治療や特殊症例も行っています。検査ブースは2つでそれぞれに光源などの検査機器や高周波が1台ずつあり、洗浄器4台、スコープ20本程度の機器管理を行っています。洗浄器や高周波装置の日常点検や定期点検を行っており、機器のトラブル時には原因の究明と使用可否の判断を行い、安全に使用できるよう努めています。また、近年スコープ性能向上と比例し、スコープ先端系の修理費用はスコープ故障の52%と多くを占めており、増加傾向となっています。そのため、今年度よりスコープの使用方法や洗浄方法の見直しを行い人的故障の減少によるコストダウンにも努めています。

■ H28年度実績

治療対応件数:3297件
修理件数:30件
定期点検件数:15件

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル室にて、CAG(冠動脈造影)、PCI(経皮的冠動脈形成術)、下肢PTA(経皮的下肢動脈形成術)、下大静脈フィルター留置、IABP(大動脈内バルーンパンピング)等、清潔野での物品の準備、医師の介助業務および、緊急時に必要となる、IABP・PCPS(経皮的心肺補助)等の補助循環装置、除細動装置等の操作、定期点検を実施しています。更に、AMI(急性心筋梗塞)に対する緊急カテーテル検査にも従事しており、時間外ではオンコールにて365日24時間対応しています。

■ H28年度実績

対応件数:330件

集中治療室業務

ICU(集中治療室)では呼吸、循環、代謝などに重篤な問題がある病気に対して、より専門性の高い集中的な治療をチームとして行っております。臨床工学部はチームの一員として治療に加わり、人工呼吸器の装着や操作、CHDF(持続的血液透析濾過療法)やPMX(エンドトキシン吸着療法)等のアフェレーシス治療を行っています。
また循環器領域ではPCPS(経皮的心肺補助装置)やIABP(大動脈内バルーンパンピング)等の補助循環装置などの生命維持監視装置の操作、管理を行っています。
平成26年度より、臨床工学技士がICUに常駐し医療機器の安全使用に貢献しています。


  • NHF(ネーザルハイフロー)

  • 人工呼吸器

  • CHDF(持続的血液透析濾過療法)

  • IABP(大動脈バルーンパンピング)

  • PCPS(経皮的心肺補助装置)
ペースメーカー管理業務

ペースメーカーは、心臓の鼓動が途切れたり、一定以上の間隔を超えてしまったりすると、それを察知して電気刺激を心臓に送り、心臓が正常なリズムに戻ることを助けます。そのペースメーカーが正常に機能しているかの確認や設定の変更を、半年に1回外来にて定期チェックを実施しています。定期チェックにて必要と判断した場合、心臓カテーテル室にてペースメーカーインプラント(植え込み)、ペースメーカーのバッテリー電圧低下時には、電池交換(ジェネレータ交換)の介助にも介入しています。また、電気メスを使用する検査・手術で、ペースメーカーに影響を与える可能性のある治療時にはペースメーカーチェックを医師の依頼に応じて行っています。その他、緊急チェックにも対応しています。

■ H28年度実績

外来件数:216件

SAS(睡眠時無呼吸症候群)業務

平成27年度よりSAS(睡眠時無呼吸症候群)外来が開設され、それに伴い検査機器取付けからデータ解析まで臨床工学技士が行っております。
検査機器取付けやデータ解析は外部業者に委託する施設がほとんどですが、当院では簡易検査と精密検査(フルPSG検査)の2種類の検査と解析を行っております。
また、SAS外来にてCPAP使用患者さんのデータ管理も行っています。

■ H28年度実績

簡易 PSG:4件
外来簡易 PSG:8件
フル PSG:16件
CPAP 導入:16件
HOT 導入:1件

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