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高度画像センター

高度画像センター(放射線科専門医修練機関)
画像診断機器の開発・進歩は、まさに日進月歩の現況です。一方で、最新鋭、最高機種の画像診断装置の高額化という大問題もかかえています。福岡大学病院、九州医療センター等、超急性期・高次機能病院が共存する医療圏で、当院では、高磁場(1.5T)MRI装置、80列MDCT装置、SPECT RI装置、血管造影装置(一般用、心臓カテーテル用)、MMG装置等を擁し、日々の診療を行っています。また地域医療支援病院として、登録医の先生方とMRI、CT、RI装置の共同利用を推進しています。
当院(白十字会)は、先駆的に電子カルテを自社開発し、フィルムレス化、画像のクラウド化と積極的にICTに取り組んでいます。なかでも特筆すべきは、平成18年12月より、クロスネット(地域医療連携ネットワークでカルテの内容や画像を連携登録医と共有) を共同利用のツールとして展開しています。
これからも、地域医療・救急医療を見据えて、画像診断装置の適正かつ有効な配備、更新がもとめられます。
クロスネット(地域医療連携ネットワーク)

高度画像センター導入機器一覧

X線CT検査(コンピュータ断層撮影)

X線とコンピュータを使用して体の断面を撮影する装置です。近年、1回転で複数の断面を得ることのできるマルチスライスCTが主流となっています。当院では、2013年9月より16列マルチスライスCTを80列マルチスライスCTに更新しました。このCTは、これまで15秒程度だった患者さんの息止め時間をさらに短くし、最少スライス厚(0.5mm)で、被ばくを最小限に抑えながら撮影することができます。さらに1回転0.35秒の高速回転で動きのある心臓領域の造影検査でもこれまで以上に精密な画像を得ることができるようになりました。

検査を受けられる患者さんへ

検査は単純CTで約 5分(撮影時間は5秒程度)、造影CTで約15分(撮影時間は10秒を数回)です。当院のCT検査は予約制(急患をのぞく)となっています。 予約時間の10分前までには外来受付を済ませてください。
(急患によって順番が前後することがあります。あらかじめご了承ください。)

造影検査(ヨード製剤)を受けられる患者さんは以下のことにご注意下さい。

検査の途中に使用します造影剤というお薬の副作用によって、大変まれではありますが、気分が悪くなったりする(吐き気がする)場合があります。その為、患者さんには、絶食をお願いしております。飲水はけっこうです。

※検査中は、いつも近くに担当のスタッフがおりますので、安心して検査を受けられてください。

マルチスライスCTで撮影した臨床画像

※MPR画像とは、横断面画像データをもとに様々な角度の断面を表示させることです。
※3D‐CTAとは、横断面画像データをもとに血管や骨、臓器を立体的に表示させることです。

MRI検査

MRI(磁気共鳴撮像法)とは、強い磁石と電波を利用して色々な方向からの断層像を撮像する検査です。
当院では2012年5月より新しいMRI装置(フィリップス社Ingenia1.5T)を導入致しました。今回導入したMRI装置は最新式であり福岡市での最初の導入となりました。

特色
  • 1. 磁場エネルギーを用いるので放射線による被ばくの心配がありません。
  • 2. 人体の組織の種類による画像のコントラストがCTよりも高く骨盤部・関節・軟部領域の疾患の鑑別にも有用です。
  • 3. 検査中に痛みを伴うことはありません。
  • 4. あらゆる方向の断層像を得る事ができます。
新MRI装置の主な特徴
撮影例

頭部画像(左からFlair、T1強調、T2強調、MRA、BPAS)

検査前には

以下のものは検査に影響したりすることがありますので、外していただきます。検査事前に金属チェック表を記載して下さい。また、すぐ外せるものは事前に外しておいて下さい。

  • 時計、眼鏡、ライター、ヘアピン、鍵、携帯電話、アクセサリー類など
  • キャッシュカード、テレホンカード、クレジットカード、定期券など
  • 取り外しの出来る義歯、補聴器、カイロ、ベルト、エレキバン、湿布、金属のついた下着(ブラジャー)など
検査時間

MRIの検査時間は20分~40分程度です。又、脳卒中等が疑われ、急いで検査を行わなければならない患者さんがおられる場合、検査順番が前後することがございますが何卒ご了承下さい。
当院ではMRI検査を受けられる方が大変多く完全予約制で検査を行っており、皆様、検査10分前に来院して頂いております。来院の際、ご都合などで検査予約時間に遅れそうな場合は白十字病院 放射線部:092-884-1633の方まで気軽にご連絡して下さい。

検査する上でのご注意

以下の方は検査を受けられない場合がございますので、掛かりつけの医師に相談されるか、
白十字病院 放射線技術部:092-884-1633の方まで気軽にご相談して下さい。

  • 心臓ペースメーカーや刺激電極などを身につけている方
  • 体内に脳動脈瘤クリップや人工関節などの金属が埋め込まれている方
  • 妊婦または妊娠されている可能性のある方
  • 閉所恐怖症など、狭い所が苦手な方
マンモグラフィー

乳腺X線撮影装置(マンモグラフィ)が最新のデジタル装置【写真:LORADSeleniaⅣ】に入れ替わりました!この装置はフラットパネルディテクタ(FPD)という検出器を搭載しています。

新しいマンモグラフィ装置の特徴
  • 小さな病変を描出する能力が以前の装置よりも高くなり、触ってもわからないような早期の乳がんを発見しやすくなりました。
  • すぐに画像の確認ができます。気になるところがあればその場でよりわかりやすい方向から撮影を追加することもできす。
  • 検査にかかる時間が短くなりました。福岡市の乳がん検診の場合、検査室に入ってから着替えを含め、約10分~15分で検査を終了することができます。
  • マンモグラフィは乳房を引き伸ばしながら圧迫し、薄く均等に広げて撮影します。これは装置が最新になっても変わることはありませんが、こうすることでより鮮明な画像を得ることができます。
乳がんについて

乳がんは早期に見つけて手術を行えば、ほぼ完全に治すことができます。
従来、乳房の診断には触診が重要視されてきました。しかしマンモグラフィーや超音波検査などの画像診断で、まだ腫瘤として触知できない早期のがんを発見できる事が判明してきました。
日本人の乳がんは40才代から高頻度に発生しています。

[マンモグラフィーによる乳がん症例]

こんな人が乳がんになりやすい。(ハイリスクグループ)

  • 乳がんの家族歴(母親や姉妹に乳がんのあった人)がある方
  • 閉経後肥満の方
  • 高齢出産の方
  • 授乳経験に乏しい方
  • 乳腺疾患にかかったことのある方
  • 女性ホルモン使用中の方
血管造影検査

血管造影検査は、通常のX線検査では写らない血管にカテーテルと呼ばれる細い管を血管内にいれて造影剤を注入し、血管の走行や臓器の形態などを撮影します。撮影にはDSA(デジタルサブトラクションアンギオグラフィー)が用いられます。これは、ライブ像(造影剤が入っている血管と骨が一緒に写っている)から、マスク像(造影剤注入前の骨だけ)をコンピューターによりリアルタイムで引き算します。
すると造影剤の入った血管のみ画面に映し出されます。
検査の手技は、局所麻酔をして鼠径部(足の付根)の血管よりカテーテルを目的の位置まで進めていきます。
できるだけ、カテーテルを目的位置近くまで進めるので、ガイドワイヤー(先端が柔らかいワイヤー)を使用します。カテーテルが目的位置に達したら、造影剤を注入し撮影を行います。当院の装置は平面像の撮影だけでなく回転しながら撮影が行え、血管を立体的に観察することができます。血管造影は診断だけでなく治療も行います。IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)といい、特に肝臓では撮影画像と透視画像を見ながら腫瘍の栄養血管に抗癌剤を注入しスポンジやコイル等を詰める(TAE)治療も行い、``カテーテル治療``などと呼ばれることもあります。

腹部血管 肝臓腫瘍

  • 腫瘍濃染像(治療前)

  • 撮影後に透視画像を見ながら腫瘍の栄養血管に抗癌剤を注入しスポンジやコイル等を詰め治療を行います。

  • 腫瘍濃染像(治療後)
心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査とは、カテーテルという細いチューブを足の付け根あるいは手首・肘等の血管から挿入し先端を冠動脈に到達させ、そこから造影剤を注入することで、冠動脈の形態や心臓内腔の血行動態を評価する検査です。

撮影した画像をリアルタイムで観察することで診断や治療を行うことができます。
当院では平成26年12月より、Philips社製の心臓カテーテル検査装置「Allura Clarity」が導入され、従来の装置と比べてより少ない被ばくでより高画質な画像を提供できるようになりました。

右冠動脈造影

左の症例は右冠動脈の狭窄が認められます。このように狭窄があった場合、カテーテルを利用して治療を行いこれをPCI(Percutaneous coronary intervention)と呼び、この症例ではPTCA(Percuta-neous transluminal coronary angioplasty)を施行しました。
カテーテルについているバルーン(風船)をふくらませて血管を広げる治療法です。またバルーンでは再狭窄がおこりうるので、金属製のステントと呼ばれる管を血管の内腔に留置することもあります。右図では狭窄の部分がきれいに治療されているのが分かると思います。

単純X線撮影

単純X線撮影は、一番身近な撮影検査で健康診断の胸部レントゲン撮影なども含まれます。
当院では61番、62番撮影室で行っています。
単純X線撮影の画像はX線の透過量の差をイメージングプレート(IP))に写し出したものです。IPとは、カメラでいうフィルムみたいなものです。IPをCR(Computed Radiography)で画像処理を行い画像として出力されます。この単純X線撮影から骨、関節の状態、肺、腹部の様子を知ることができ、当院では1日に約100件の単純X線撮影を行っています。また、2013年2月より、フラットパネルを導入しました。これまでよりも低被ばくで鮮明な画像を得ることができます。

CR FUJI FCR3500

CR(Computed Radiography)装置はX線検出器としてイメージングプレート(IP)を使用し、IP上に蓄積されたX線画像情報を読み取り、画像処理を行いフィルムに出力します。デジタル画像処理の効果により、診断能の高い見やすいX線画像が得られます。

X線透視検査

透視検査と言うとまず、バリウムを飲んで行う胃の検査と思われますが、最近では様々な検査や治療が透視検査で行われています。胃透視、大腸透視を始め、整形領域の整復(骨折部位を戻し固定)や造影検査また、外科や泌尿器科では内視鏡や超音波装置を併用して検査、治療が行われます。当院では平成21年12月に装置を最新式フラットパネル検出器(FPD)搭載の日立メディコ社製「CUREVISTA」に入れ替えました。当装置はフイルムを使用しない、デジタル画像処理で透視や撮影を行っており、視野が広く高画質により検査や治療が行いやすくなりました。また、寝台を動かさずに検査できる特徴を持っているので、患者さんや検査、治療をする先生やスタッフにも安全な設計になっています。検査は予約制になっていますが、当日の状況により追加検査も受け付けておりますので、検査を希望される方は、主治医へご相談下さい。

胃透視検査
核医学検査 (RI)

核医学検査はRI(Radio Isotope ラジオアイソトープ:放射性同位元素)とも呼ばれています。
放射線(ガンマ線)を放出する少量の検査薬を、注射などによってからだの中に投与し、取り込まれた薬から放出される微量のガンマ線をカメラで検出し、体内の情報を得る検査です。撮影された画像を一般的にシンチグラフィーと呼びます。MRIやCT検査は臓器や病気の形や大きさを調べるのが主な目的ですが、核医学検査は臓器の機能や代謝、病気の活動性を調べるのが主な目的です。
核医学検査は40年の歴史があり、わが国で年間180万件以上行われている安全な検査です。

投与される検査薬は、速やかに体の外に排出され、放射能の量はX線による他の検査とほぼ同等で、人体にはほとんど影響ありません。わが国において、核医学検査による放射線障害の事例は発生していません。また副作用の発生は、核医学検査10万件あたりに、2~3件と、ごくまれに発生していますが、内容は、発疹、吐き気、皮膚発赤、かゆみ、など軽い症状です。

当院では2009年3月に最新の核医学検査装置を導入致しました。

  • ・最新技術の採用で安定した高画質の実現が可能です。
  • ・2つの検出器を使い短時間で検査を行います。
  • ・患者にやさしい設計です。

当院では、全身骨、脳血流、甲状腺機能、ガリウムシンチ、腎機能など年間300件あまりのRI検査を行っています。

注意事項
  • RI検査の種類によっては食事の制限や下剤を飲んでいただくことがありますが、すべての検査にあてはまるわけではありません。検査に必要な制限や準備はあらかじめご説明いたします。
  • RI検査の種類によって、検査薬の投与(注射など)から撮影までの待ち時間が違います。投与と同時に検査を始める検査や、数時間、数日待ってから撮影を行う検査があります。検査中は、撮影ベッドに寝ているだけで苦痛はありません。数分で終わる検査もあれば1時間以上かかる検査もあります。待ち時間や検査にかかる時間はあらかじめご説明いたします。
  • 金属のボタン、ホックのついた服を検査衣に着がえたり、眼鏡や腕時計などをはずしていただく場合があります。
    妊娠中、及び妊娠の疑いのある人、授乳中、乳幼児がいる方は検査を受けられないことがありますので、前もって必ずお申し出ください。
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)

平成18年9月より、体外衝撃波結石破砕装置がドニエル社製の最新型ドニエルDeltaⅡに更新されました。この装置は、最先端技術を結集し、ESWLに必要な破砕力・操作性・安全性が向上されています。
ESWLとは衝撃波エネルギーを体内に照射し、結石を破砕する治療法です。破砕されて生じた砕石片は尿と体外に排出されます。(結石を取り出す手術ではありません)
痛み止めの注射、点滴をしながら破砕を行います。麻酔が必要となることはありません。 衝撃波は3,000~5,000発ほど行い、治療は1時間前後で終了します。 治療後約2時間で歩行、食事、入浴が可能です。 副作用、後遺症がほとんどなく、高齢の方、他に病気がある方でも安心して治療が受けられます。

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