外科

当院の外科は日本外科学会:外科専門医制度修練施設、日本消化器外科学会:専門医修練施設、日本乳癌学会認定施設であり、10名の外科医と年間3-4名の研修医が診療を担当しています。各学会認定の専門医、指導医により、各疾患に対して専門性を持たせたチーム医療を行っています。
治療においては各疾患のガイドラインに準じて最新の治療を行っています。また、手術前カンファレンスにて、外科医、内科医、放射線科医と手術室・外科病棟看護師も参加して情報共有し患者さんにとって最適の医療を提供できるよう協議をしています。治療(手術)や検査を行う際には、十分な説明と話し合いのもとに患者さん一人一人の尊厳を大切にした医療を提供できるように努力しています。そのために当院では説明時に医師のほか、説明支援ナースによる説明も行い、十分な安心を得られるよう努めています。外科病棟には薬剤師、栄養士が常駐し、リハビリスタッフやメディカルソーシャルワーカーとも協力して、多職種で最適な医療を提供し、早期に社会復帰できるような体制を整えています。
消化器がん手術、胆石症手術、腹部救急疾患手術、乳腺手術を中心に、年間約500例(平成28年度は507例)の手術を行っています。適応を熟慮したうえで腹腔鏡下手術にも積極的に取り組んでいます(平成28年度腹腔鏡手術170例)。手術前後の化学療法や進行・再発がんに対する化学療法を血液腫瘍内科医、化学療法室と協力して行っています。救急疾患に対応できるよう365日、外科当直もしくはオンコール体制をとって、緊急手術・治療を行っています(平成28年度緊急手術123例)。胆道・膵臓疾患の診断・内視鏡的治療、手術は当外科の看板診療のひとつと言えます。高齢化が進む昨今、心疾患、脳卒中、糖尿病、透析の方や認知症を有する患者さんが増えていますので、安全な治療が行えるよう細心の注意を払っています。かかかりつけ医、ホームドクターとの連携を推進・強化し、入院紹介を積極的に受け入れ、退院後の治療は役割を分担し協力して行っています。

  • 日本外科学会:外科専門医制度修練施設
  • 日本消化器外科学会:専門医修練施設
  • 日本乳癌学会認定施設

スタッフ紹介

  • 城崎 洋
    ■白十字会常務理事
    日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会指導医、死体解剖資格認定医、福岡大学臨床教授、臨床研修指導医
  • 渕野 泰秀
    ■白十字会理事、病院長
    日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、消化器がん外科治療認定医、福岡大学臨床教授、臨床研修指導医、日本体育協会公認スポーツドクター
  • 岩永 真一
    ■副院長、感染制御担当
    日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医、消化器がん外科治療認定医、インフェクションコントロールドクター、臨床研修指導医、日本外科感染症学会外科周術期感染管理認定医・暫定教育医、日本外科感染症学会評議員
  • 松尾 文恵
    ■乳腺外科部長、乳腺センター長
    日本外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺専門医、日本乳癌学会乳腺指導医、検診マンモグラフィ読影認定医、臨床研修指導医、日本乳癌学会評議員
  • 谷 博樹
    ■外科部長、胆石症センター長
    日本外科学会専門医、日本がん治療認定医、臨床研修指導医
  • 橋本 竜哉
    ■外科副部長
    日本内視鏡外科学会技術認定医、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医、消化器がん外科治療認定医、日本がん治療認定医、臨床研修指導医、緩和ケア研修会修了
  • 大石 純
    ■外科副部長
    日本外科学会専門医、臨床研修指導医
  • 佐々木 貴英
    ■医員
    日本外科学会専門医
  • 甲斐田 大貴
    ■医員
    検診マンモグラフィ読影認定医
  • 中村 廉
    ■医員

診療内容・特色

食道、胃・十二指腸、大腸、肛門、肝臓、胆道、膵臓、ヘルニア、内視鏡的胆道膵臓検査治療、腹腔鏡下手術、胸腔鏡下手術、甲状腺、乳腺、腹部救急疾患

消化器癌(胃癌、大腸癌、肝臓癌、胆嚢・胆管癌、膵癌など)
消化器癌に対して、年齢、重症度、QOL(生活の質)の向上を十分に考慮した手術方法(内視鏡下手術、標準手術、拡大手術)を選択しています。さらに抗癌剤治療、放射線的治療を行い治療成績の向上、QOLの向上を目指して努力しています。
鏡視下手術
体に負担が少なく手術後の痛みも少ない鏡視下手術(胆嚢摘出術、自然気胸、癒着剥離、胃切除、大腸切除、食道切除、虫垂切除、ヘルニア修復術)を積極的に行っています。
胆石症、閉塞性黄疸
特に胆石症、閉塞性黄疸に対しては、手術(腹腔鏡下手術)以外にも、IVR(カテーテルによる治療)、内視鏡的治療を行っており、当外科の看板診療のひとつといえます。
胆石症センター
ヘルニア
各種ヘルニアには、体に優しく短期入院可能な手術を行っています。平日の午前中は〝ヘルニア外来″を開設しています。
肛門疾患(痔核症など)
肛門疾患(痔核症など)には痛みが少なく短期入院で根治できる手術法(PPH)を取り入れています。
乳癌
乳癌に対して、乳房温存手術や乳房再建手術など、根治性と美容性を考慮した手術を行っています。予後の向上のために内分泌療法、抗癌剤療法も行っています。またマンモグラフィーを用いた乳がん検診を行っています。
乳腺センター
腹部救急疾患
腹部救急疾患には手術を含めいつでも対応できます。
化学療法
乳癌に対する化学療法、分子標的治療、ホルモン療法や、消化器癌に対する化学療法を、血液腫瘍内科医と協力して行っています。
終末医療
終末医療も行っており、身体的、精神的苦痛の緩和、さらに家族のケアをスタッフ一同で取り組んでいます。

※以上の治療方針は、週3回行われる合同カンフアレンス(外科、乳腺外科、消化器内科、肝臓内科、放射線科、麻酔科、血液腫瘍内科、病理部、臨床検査技師、手術室看護師、外来看護師、病棟看護師 参加)で決定していきます。

診療実績

■平成26~28年年度 手術症例数
臓器 手術術式 症例数
26年度 27年度 28年度
食道・胸部 食道悪性腫瘍手術(鏡視下) 0 0 0
胸腔鏡下肺切除術 0 (3) 0
食道裂孔・横隔膜ヘルニア手術(鏡視下) 3(1) 1 0
胃・十二指腸 局所切除術(鏡視下) 2(1) 0 0
幽門側胃部分切除術(鏡視下) 21(10) 13(7) 12(10)
胃全摘術(鏡視下) 11(1) 9(1) 12(1)
胃空腸バイパス術 2 0 4
穿孔性潰瘍の閉鎖術 3 5 3
小腸・大腸 結腸部分切除術(鏡視下) 45(9) 35(12) 44(21)
半結腸切除術(鏡視下) 13 12(1) 14(4)
直腸前方切除(鏡視下) 11(4) 23(6) 13(1)
Miles手術 2 2 3(1)
イレウス解除術(鏡視下) 14(2) 8(2) 6
経肛門的直腸腫瘍切除術 1 0 0
小腸切除術 8 5 7
虫垂切除術(鏡視下) 58(6) 69(2) 62(10)
人工肛門造設術 7 12 6
人工肛門閉鎖術 5 8 6
ハルトマン手術 5 7 14
バイパス術 2 2 1
肝臓 肝切除術 13 8(2) 8(1)
肝嚢胞天蓋切除術(鏡視下) 0 1(1) 2(2)
胆嚢・胆道 開腹胆嚢摘出術(開腹移行含む) 1 10 5
腹腔鏡下胆嚢摘出術 (98) (93) (87)
胆管切除術 0 0 1(1)
総胆管切開術(鏡視下) 3 0 0
膵臓・脾臓 膵頭十二指腸切除術 2 4 5
膵尾側切除術 0 0 0
バイパス術 0 1 0
乳腺 乳房温存術(両側・追加切除含む) 13 11 26
乳房切除術(両側含む) 25 23 18
腫瘤摘出術(両側含む) 12 5 8
その他 3 0 5
乳房再建術 0 1 0
その他 鼡径・大腿ヘルニア根治術(鏡視下) 87(1) 82 94(25)
腹壁瘢痕・臍ヘルニア根治術(鏡視下) 19(10) 9(3) 13(4)
閉鎖孔ヘルニア根治術 2 2 4
腹膜炎手術 2 1 4
痔核根治術[PPH] 5[4] 9[5] 4[1]
直腸脱手術(鏡視下) 2(1) 2 0
甲状腺手術 1 2 1
その他(鏡視下) 18 16 15(2)
合計(鏡視下手術) 519(143) 494(133) 507(170)

※平成25年度以降、乳腺手術において、両側切除も1例としています。

特殊検査・治療

■肝・胆・膵の特殊検査・治療
検査・治療 症例数
26年度 27年度 28年度
内視鏡的逆行性膵管胆道造影(ERCP) 259 276 319
内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD) 27 6 6
内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST) 49 77 102
内視鏡的逆行性胆管ドレナージ:チューブステント(EBS) 163 186 189
              :経乳頭的金属ステント(EMS)     5 7 6
内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(ENBD) 2 0 0
内視鏡的機械砕石(EML) 18 25 36
経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD) 9 13 17
経皮経肝胆管ドレナージ(PTBD) 4 4 0
経皮経肝的胆管金属ステント(EMS) 1 1 0

胆石症センター

お知らせ

  • クリニカルパスは24種疾患手術、検査、処置に用い、医療の標準化、効率化、インフォームドコンセントに寄与しています。
  • ・各種治療、検査の患者さん説明用パンフレット(全43種類)を揃えています。

このページのTOPへ